【3/18~3/24】電通が「2023年 日本の広告費」を発表など
電通が「2023年 日本の広告費」を発表
電通が発表した、2023年の日本の広告費に関する詳細分析では、インターネット広告媒体費が注目されました。
まず、2023年の日本の総広告費は前年比103.0%の7兆3,167億円で、過去最高を記録しました。特にインターネット広告費は前年比107.8%増の3兆3,330億円と、全体の45.5%を占めるほど成長しました。
広告種別では、検索連動型広告が目立ちます。前年比109.9%増の1兆729億円となり、全体の39.9%を占めました。また、動画広告も前年比115.9%増の6,860億円となり、急速に成長しました。
取引手法別では、運用型広告が大きなシェアを持ちました。前年比110.9%増の2兆3,490億円で、全体の87.4%を占めます。一方、成果報酬型広告は前年比75.8%減少しました。
2024年についての予測では、インターネット広告媒体費の総額が前年比108.4%増の2兆9,124億円に達する見通しです。特にビデオ(動画)広告市場は前年比112.2%増の7,697億円に成長する見込みです。ソーシャル広告市場も前年比113.3%増の9,735億円となり、インターネット広告媒体費における重要な位置づけを示しています。
関連リンク:https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2024-0312-000136
ジオロジック 広告自動生成ツール「AIクリエイティブ工房」をリリース
ジオロジックは、2024年3月にAIクリエイティブ工房をリリースしました。インターネット広告フォーマットの主流がバナー広告形式からインフィード広告形式に変化している中、AIクリエイティブ工房は、インフィード広告のテキストと画像の作成を簡単に行えるツールです。
OpenAI社のGPT-4を使用し、宣伝したいサービスや商材の情報を送信するだけで、AIが複数の広告テキスト候補を自動生成します。
また、AIクリエイティブ工房では、アマナイメージズの提供するライセンス可能な素材を利用でき、キーワードで検索して画像を選択するだけでなく、AIが推奨する検索キーワードも提案します。
生成した広告クリエイティブは、GeoLogic Adシステムにシームレスに入稿できます。ユーザーはテキストや画像を選択するだけで、広告クリエイティブを入稿する手間が省けるため、誰でも簡単に広告クリエイティブを作成できるようになりました。
関連リンク:https://www.geologic.co.jp/info/ai-creative-studio
COUNTERとLeographが業務提携 生成AIを活用したSEO記事制作サービスを提供開始
COUNTER株式会社とLeograph株式会社が業務提携し、生成AIを活用したSEO記事制作サービスを提供開始しました。
生成AIは低コストで高速な記事制作を可能とする一方で、適切な運用が行われなければWebサイトの評価に悪影響を与える可能性があります。そこで、Leograph社のAI・システム開発力とCOUNTER社のSEOノウハウを組み合わせることで、検索エンジンのルールに準拠した企業向けの生成AI記事コンテンツ作成を可能にします。
Leograph社が開発したAIライティングツール「POPLOG」を活用した記事制作サービスとなり、このサービスには2つのプランがあります。1つ目は「POPLOGのツール利用プラン」で、月内で決められた記事数分だけ記事作成が可能です。2つ目は「生成AI記事制作おまかせプラン」で、記事構成書作成と執筆業務をCOUNTER社が行い、低価格で記事制作を提供します。
関連リンク:https://counter-digital.jp/leograpgh-generative-ai/
リンクアンドパートナーズが「世代別のSNS利用状況に関する調査」を発表
2024年3月にリンクアンドパートナーズが「世代別のSNS利用状況に関する調査」を発表しました。
この調査では、全体的にSNSが主要な情報源として利用されており、特にZ世代(17〜27歳)が最も高い使用率を示しました。さらに、年収によって異なるSNSの使用傾向も明らかになり、LINEとYouTubeが広く利用されている一方で、TikTokやFacebookは特定の収入層に偏っています。
興味の対象も世代によって異なり、X世代(43〜58歳)は実用的な内容に関心を示し、Y世代(28〜42歳)とZ世代は見た目やトレンドを重視する傾向があります。また、インフルエンサーの投稿に対する影響度合いも世代によって異なり、特にZ世代が最も影響を受けやすいことが分かりました。
これらの結果を踏まえると、マーケティング戦略を立てる際には世代や収入層ごとのSNS利用傾向や興味の対象を考慮することが重要です。差異を理解し、ターゲットに合わせた戦略を展開することが、より効果的な成果をもたらす可能性があります。
関連リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000081.000064362.html
まとめ
今週のマーケティングニュースを見ると、デジタル広告における動向や新しいサービスの登場が目立ち、デジタル広告市場の拡大やAI技術の活用が広告業界において重要なトレンドとなっています。デジタルメディアへの投資やテクノロジーの活用が今後もますます重要になることが予想されます。