【6/10~6/16】Apple、OpenAIと提携して生成AI市場に参入　など

2024.06.17

Apple、OpenAIと提携して生成AI市場に参入

Craig Federighi standing next to a large screen that reads Apple Intelligence
引用：WIRED「ついにアップルも生成AIを本格活用へ。「Apple Intelligence」がもたらす“利益”と新たな課題」

概要

2024年6月10日、Apple CEOのティム・クックはWWDC 2024の基調講演で、「Apple Intelligence」と名付けられた新しい生成AI技術を発表しました。これにより、iPhone、iPad、Macのユーザーは今秋からベータ版で利用できるようになります。特に注目すべきは、音声アシスタント「Siri」の全面刷新であり、OpenAIのChatGPTと提携することによって、より高度な質問対応が可能となります。

さらに、Appleは「Private Cloud Compute」機能を導入し、プライバシーとセキュリティを重視したAI処理を行うことを強調しています。Apple Intelligenceは文書の書き直し機能や、イラスト生成機能「Image Playground」など、様々なアプリケーションで利用可能です。

考察

Siriの生成AI統合により、音声検索の精度が向上します。そのため、SEO戦略も音声検索を意識したものにシフトする必要があるのではないでしょうか。例えば、検索エンジンやAIがユーザーの質問や検索意図をよりよく理解し、適切に対応できるように、ウェブサイトやコンテンツを調整・改善することが求められます。音声検索では具体的な質問に対する回答が求められるため、FAQ形式や会話調のコンテンツが有効だと考えられます。

また、Apple Intelligenceの文書書き直し機能やイラスト生成機能により、コンテンツ作成の効率が飛躍的に向上します。マーケティング担当者は、短時間で高品質なコンテンツを大量に生成することができるため、コンテンツマーケティングのコスト削減とスピードアップが期待されます。

Z世代が美容情報を集めるために最も使用するSNSは「Instagram」

引用：Z世代の91%がSNSで美容情報を集めているという結果に！最も使用するSNS1位は「Instagram」

概要

ショート動画SNSの運用やインフルエンサーキャスティングを行っている株式会社Utakataが、「美容情報を得るために使用している媒体」に関する調査を発表しました。Z世代が美容情報を得るために最も使用するSNSは「Instagram」であり、37.6%が利用しています。次いで「YouTube」が22.3%、「X（Twitter）」が15.9%、そして「TikTok」が15.3%という結果が出ました。Instagramは、商品の比較レビューやハッシュタグ検索、好きな有名人の投稿などが主な理由で選ばれています。一方、美容商品を購入する際に最も参考にするのは「アットコスメなどの口コミサイト・アプリ」であり、28.0%が利用しています。続いて「YouTube」（19.1%）、「Instagram」（15.9%）、「購入するECサイトのレビュー」（14.6%）が選ばれました。

考察

Instagramでは商品の比較レビューやハッシュタグ検索がユーザーにとって重要な要素であるため、企業は人気インフルエンサーと提携し、自社商品のレビューや使用体験を投稿してもらう戦略が効果的です。さらに、ハッシュタグキャンペーンを活用して、ユーザー生成コンテンツ（UGC）を促進することで、エンゲージメントを高めることができるでしょう。

また、YouTubeは情報収集と購入前のレビューチェックの両方で利用されているため、企業は詳細な製品レビューや使用方法を説明した動画コンテンツを制作し、YouTubeチャンネルで公開する必要があります。動画の倍速再生や停止機能を考慮したコンテンツ設計により、視聴者が効率的に情報を得られるようにすることが重要です。

さらに、Z世代は購入前にアットコスメなどの口コミサイトでのレビューを確認する傾向が強く、SNSだけでなく、口コミサイトも信頼性の高い情報源として重視しています。企業は、口コミサイトでの評価を高めるために、ユーザーに対してレビュー投稿を促進する施策を実施することが求められます。例えば、購入後のフォローアップメールでレビュー投稿を依頼したり、インセンティブを提供したりすることで、信頼性のある口コミを増やすことができます。