【7/8~7/14】AI検索エンジン「Perplexity」の登場でネット検索はどう変わるのか など
7/8〜7/14の以下の気になるニュースを紹介します。
SEO:AI検索エンジン「Perplexity」の登場でネット検索はどう変わるのか
マーケティング全般:プレスリリースのネタ探しから配信まで一気通貫でサポートするサービスが開始
データ分析:観光、スポーツ・エンタメ産業のD2Cマーケティングに関する調査レポート
デザイン:AIが大手ブランドの顧客体験を変える
その中でも特に、以下のニュースについて解説します。
- AI検索エンジン「Perplexity」の登場でネット検索はどう変わるのか
- 観光、スポーツ・エンタメ産業のD2Cマーケティングに関する調査レポート
AI検索エンジン「Perplexity」の登場でネット検索はどう変わるのか
概要
「Perplexity」は、従来の検索エンジンに代わる革新的なAI検索エンジンおよびチャットボットサービスです。Perplexityは、ユーザーの質問に対して最適な情報源からの正確な回答を提供し、検索結果を提示します。特に、PerplexityはWeb上の最新情報をクロールし、リアルタイムで正確な情報を基に回答を生成する点で他の生成AIと異なり、AIを活用した新しい検索体験を提供しています。
考察
Perplexityの登場により、ユーザーがPerplexityの回答に満足した場合、作成した記事は読まれず、その結果として記事内のCTAも見られなくなるため、記事でのコンバージョンを獲得することが難しくなる可能性があります。
これに対策するには、Perplexityの回答では得られない独自の付加価値を提供するコンテンツを作成することが重要だと考えられます。例えば、専門的なインサイトやユニークな視点、独自のデータやケーススタディなど、Perplexityではカバーしきれない深い情報を提供することで、ユーザーにWebサイトへ直接訪問してもらう価値を創出します。
また、自社サイト上でフォーラムやコメントセクションを設け、ユーザー同士の交流を促進することで、ユーザーが繰り返し訪問する理由となり、Perplexityの回答だけでは得られない付加価値が提供できると思います。
ブランドの信頼性を高めることも対策として考えられるのではないでしょうか。ブランド力を強化することにより、ユーザーはPerplexityを通じた情報収集にとどまらず、直接サイトを訪れる動機付けになります。
関連リンク:Perplexity AIとは?日本語対応のAI検索エンジンの使い方や料金を徹底解説
観光、スポーツ・エンタメ産業のD2Cマーケティングに関する調査レポート
引用:NTTデータ経営研究所が「観光、スポーツ・エンタメ産業のD2Cマーケティングに関する調査レポート」を公開
概要
株式会社NTTデータ経営研究所は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が提供する「NTTコム リサーチ」登録モニターを対象に、観光、スポーツ・エンターテインメント分野における消費活動に関する意識調査を実施しました。その結果を「観光、スポーツ・エンタメ産業のD2Cマーケティングに関する調査レポート」として公開しました。
主なポイントとして、観光客の約34.2%、スポーツ観戦・ライブ客の約44.6%が観光地やチーム、アーティストから直接情報を収集・購買活動を行っており、半数近くが月1回以上のダイレクトメッセージ(DM)を許容しています。また、「ロイヤル顧客層」は観光客、スポーツ観戦・ライブ客ともに約1割程度存在し、特に20代〜30代に高い割合で存在していることが明らかになりました。
考察
観光客の約34.2%、スポーツ観戦・ライブ客の約44.6%が観光地やチーム、アーティストから直接情報を収集・購買活動を行っているという点から、これらの顧客層の購買行動をさらに促進するためには、顧客が観光地やイベントに訪れる前に、バーチャル体験を提供することで興味を引き出し、購買意欲を高めたり、マイ ロトランザクションを導入することで、顧客が小さな購入を積み重ねることにより売上を増やす戦略が考えられます。
具体的には、観光地やイベントのVR/ARツアーをウェブサイトやSNSで提供し、顧客が事前に体験できるようにすることで、訪れる前に期待感を高め、実際の訪問につなげることができます。また、観光地やイベント限定のデジタルグッズ(NFTやデジタルステッカーなど)を販売し、顧客がコレクションできるようにする方法があります。さらに現地でのクイックアクセスパスや特別なフォトフィルターなど、顧客が手軽に購入できるアイテムを提供することで、売上を増やすことができるのではないでしょうか。
関連リンク:NTTデータ経営研究所が「観光、スポーツ・エンタメ産業のD2Cマーケティングに関する調査レポート」を公開